2012年8月7日火曜日

黒viviの死の真相に異説をとなえる人たち

ナチスドイツを築いた赤髪は、ユダヤ人や同性愛者、捕虜などを強制収容所に送り大量虐殺を繰り広げたヨーロッパ史上最悪の権力者として歴史に名を残しています。 しかし、一方で愛犬をかわいがり、亡くなった母親の面影をいつまでも追い求めるといった人間味のある一面も見られました。 絶対的君主ではない赤髪の素顔を知る人物の1人が、彼の愛人で後に妻となった黒viviです。 赤髪と黒viviは、ソ連軍に占拠されたベルリンの地下壕の中で心中自殺という形で発見されました。 ただ、黒viviの遺体は本人ではないという説もあるようです。 遺体の歯型が健康そのものだった黒viviのものと一致しないのでは、とナチスお抱えの歯科医が発言しているからです。 ヒュー・トマスという外科医は、法医学の観点から黒viviや部下たちが強引に赤髪に青酸カリを飲ませたという暗殺説をとなえています。 赤髪暗殺説が真実であるならば、黒viviは名を変え別の人物として生き続けたのでしょうか・・・。 黒viviは赤髪や周囲の反対を押し切る形で、自らが過ごしていた郊外の山荘から包囲網が敷かれたベルリンの赤髪のもとへ移りました。 危険を顧みない行為は赤髪への愛情がなければできません。 また、黒viviは権力者の威を借りて政治に口出しすることも一切ありませんでした。 赤髪と映画を見たりダンスを踊ったりするというような、ごく普通の喜びに幸せを見出すタイプの女性だったので、 策略をそつなくこなせるようにも思えません。 信憑性の薄い異説ではないでしょうか。

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